包茎手術の体験談詳細2

包茎は改善されたが、包皮が動かしづらくなってしまった

長年、私は仮性包茎であることがコンプレックスでした。痛みへの不安から、なかなか包茎手術に踏ん切りがつかなかったのですが、ある日、ついに手術を決意しました。しかし、痛い思いはしたくない、なるべく早く手術を終わらせたい、そして、費用も極力安く抑えたいと考えた末に選んだのは、「クランプ式切除法」による包茎手術でした。

後からわかったことですが、数ある手術法の中でも、とくにこの「クランプ式切除法」は傷跡が残りやすいと言われているそうです。クランプ式切除法は、金属製のキャップを亀頭に被せ、外に引きだした余分な包皮をクランプと呼ばれる器具で上下から挟み、メスなどで切除する方法です。手術自体は10分程度であっという間に終わってしまいますが、その反面、切除したラインが亀頭から離れた部分に直線的に入るため、非常に目立ちやすく、さらに包皮の色がツートンカラーになってしまうといった欠点がありました。

当初は「これで理想のペニスが手に入れられた」と喜んでいましたが、完治するといわれている１カ月が過ぎた頃、ペニスに違和感を覚えるようになりました。手術前よりも明らかに包皮が動かしづらくなっていたのです。

クランプ式切除法には、もうひとつ欠点があり、血管や包皮の下にある何層もの薄い膜を伴って切除してしまうため、傷が固定されて包皮の可動に支障を来す危険性があるのです。Ｇさんがこのことを知って、「しっかり病院や手術法を吟味しておけば、こんなことにはならなかったのに...」と、酷く後悔したのは言うまでもありません。