背面切開(バックカット)

包茎手術の方法のひとつとして「背面切開」というものがあります。切開というと、ちょっと痛そうなイメージがありますが、一体どんな手術法なのでしょうか？

包茎手術にはさまざまな方法があり、メリット・デメリットもそれぞれ異なります。そうした違いを考慮した上で、自分に合った方法を見つけることが大切。ここでは「背面切開（バックカット）」という方法について解説していきます。

■背面切開とは？

亀頭が露出しやすい状態に広げて縫合！

背面切開は、亀頭と包皮が癒着している場合はそれを剥がしたあと、包皮の開口部分から縦に切開して、亀頭が露出しやすい状態に広げてから縫合する方法です。重度の仮性包茎やカントン包茎、真性包茎の治療に広く用いられています。

子供の包茎手術としてもお馴染み

背面切開による包茎手術は、所要時間が15分程度と短いのが特徴です。また、全身麻酔をかけた状態で行われるため、手術中に痛みや違和感が生じることはありません。さらに「包皮を切除しない」という点から、子供の包茎手術にも活用されているようです。

■背面切開のメリット・デメリットは？

身体への負担が少ない！

背面切開のメリットは、まず手術時間が短いことが挙げられます。また、包皮を切除する必要がなく、切開する部分も少ない範囲で済むため、身体への負担も少ないといえます。実際に傷の治りが早く、後遺症のリスクも低いようです。

亀頭と包皮が再び癒着してしまうことも...

背面切開は身体への負担が少ないため、基本的に後遺症のリスクも低いといえますが、稀に大きく腫れ上がってしまうケースがあります。また、余分な包皮を切除するわけではないので、余った包皮がたるんだり、左右に垂れさがって見栄えが悪くなってしまうこともあるようです。

さらに亀頭と包皮が癒着していた場合、傷跡が治ると同時に再び癒着を起こし、手術の効果がなくなってしまうことも考えられます。傷跡も比較的目立ちやすいので、背面切開の包茎手術を検討する際は、きちんと医師に相談するようにしましょう。