複合曲線作図法
■複合曲線作図法とは?
複合曲線作図法とは、包皮を切除するラインが亀頭のカリの部分によって隠れるように、さらに性感を得るのに欠かせない包皮小帯(裏スジ)を残すように計算して作図した上で、余分な包皮の切除を行う方法です。
包皮の切除するラインをカリで隠す!
余分な包皮がどれくらいあるかは、人によって異なります。複合曲線作図法では、一人ひとりの包皮の余り具合に合わせ、切除するラインを亀頭から3〜5mmの箇所に設定します。こうすることで切除するラインが亀頭のカリの部分によって隠れるようになり、手術したことがわからない自然な仕上がりになるといわれています。ただし、手術時間は約1時間となっており、ほかの方法よりも比較的長めです。
■複合曲線作図法のメリット・デメリットは?
包皮の皮膚構造は、内側と外側によって異なります。内側は手のひらの皮膚構造に近く、血管や神経が集中しているために出血や痛みが生じやすい反面、傷跡は残りにくくなっています。一方、外側の皮膚構造は手の甲と似ており、出血や痛みは生じにくいものの、傷跡が残りやすいのが特徴です。
複合曲線作図法では、この皮膚構造の違いを考慮した上で、包皮の内側と外側で使用する切開道具が使い分けられています。また、縫合の際に使用する針も、美容形成用のもっとも細いタイプを採用しているため、縫合の跡も残らないといわれています。
出血量を抑えるため、手術時間が長い
複合曲線作図法のメリットとしては、「出血量をできるだけ少なく抑えられる」という点も挙げられます。包皮に走っている血管を1本ずつ確認した上で切除する部分を選び、手作業で1本ずつ止血しながら手術が行われるため、出血量は2cc程度に抑えられるといわれています。
ただし、そのぶん、手術時間は約1時間と長めにかかってしまいます。