根元部固定法
■根元部固定法とは?
根元部固定法は、包皮を剥いて亀頭を露出した状態にしたあと、包皮を接着剤で固定する方法です。糸で固定するナチュラルピーリング法同様、余分な包皮を切除しないことが最大の特長といえます。接着剤には医療専用タイプのものが使われるため、基本的には皮膚に影響はないといわれています。
カントン包茎や真性包茎には適さない
根元部固定法では余分な包皮を切除せず、接着剤で包皮が剥けた状態に固定するため、言わば"剥き癖を付ける"方法といえます。
したがって、適しているのは仮性包茎のみとなります。カントン包茎や真性包茎の場合は、そのほかの手術を検討するようにしましょう。
■根元部固定法のメリット・デメリットは?
「包皮を固定する」という点はナチュラルピーリング法と同じですが、縫合の必要がないため、ナチュラルピーリング法よりも身体への負担が少ないといえます。余分な包皮を切除しないので傷跡が残る心配もなく、セックスの感度が下がることもありません。
また、手術後の回復が早く、短期間で今まで通り入浴やセックスが出来るようになることも、根元部固定法のメリットといえるでしょう。
半年ほどで元に戻ってしまうケースも...
根元部固定法で使用される接着剤は、基本的に皮膚への影響はないとされていますが、稀にかぶれたり、赤くなってしまう人がいるのも事実です。
また、術後から半年間ほど経過すると、接着剤の効力が低下し、固定されていた包皮が剥がれてしまうこともあるようです。その場合、元の包茎の状態に戻ってしまうので、再度手術を受ける必要があります。