仮性包茎
■仮性包茎は治療が必要?
仮性包茎は日常生活に支障を来すことはなく、セックスの際にも痛みを伴わないため、必ずしも治療をしなければならないというわけではありません。とはいえ、以下のようなリスクがあることも事実です。
・亀頭の発育が遅れ、先細りのような形状になりやすい
・亀頭があまり露出しないため、包皮の内側にカスが溜まりやすい
・溜まったカスが酸化し、悪臭を発することがある
・亀頭に白いブツブツができやすい
・陰毛が包皮に絡まりやすく、引っ張られて痛みが生じることがある。また、陰毛が包皮を傷つけてしまう危険性もある
さらに以下のような症状に発展することも考えられます。
・包皮や亀頭が炎症を起こす
・通気性が悪いため、ばい菌の温床になり、性病にかかりやすくなる
カントン包茎に悪化する可能性も!
包皮の出口が狭い「包皮輪狭窄(ほうひりんきょうさく)」という状態になっている仮性包茎もあり、これは後にカントン包茎に発展する原因にもなりうるため、注意が必要です。
■仮性包茎はセックスにも影響する?
「仮性包茎はセックスの際に痛みを伴わない」と前述しましたが、それ以外で性生活に悪影響を及ぼすリスクはあります。まず挙げられるのは、仮性包茎であることがコンプレックスになり、異性に対して消極的になってしまうこと。ペニスのコンプレックスがセックスの自信を損ない、ひいては男性としての自信まで奪ってしまうのです。
相手の女性も性病感染の危機に!
ペニスが不衛生になりがちなため、セックスを通じて、相手の女性の性器に垢や菌などをうつしてしまう危険性もあります。不妊症や子宮頚癌のリスクを高める原因になるともいわれているので、注意しなければなりません。もちろん、自身が性感染症を発症するリスクも高くなり、HIV(エイズウイルス)は包茎でない人の203倍の確率で感染しやすくなると言われています。
早漏やEDになってしまう危険性も!
平常時は包皮で覆われている分、亀頭が刺激に敏感になり、早漏になりやすいといった弊害があります。平常時でも自然と亀頭が露出している状態のペニスは、いつも下着に亀頭が当たって刺激を受けているため、セックスの挿入時も長い持続時間を発揮できるのです。また、逆に余分な包皮があるせいで、ペニスの性感を低下させることもあり、重度の場合は「ED (勃起障害)」に陥ってしまう危険性もあります。もしかしたら自分は仮性包茎かもしれない...という人は、画像もしくは動画のページを参考に確認してみましょう。