真性包茎

包皮の出口が非常に狭い、あるいは亀頭と包皮が癒着を起こしているなどの理由から、平常時でも手で剥くことが極めて困難です。無理に剥こうとすると出血を伴い、その傷口からばい菌が入ってしまう危険性があるので、要注意。また、常に亀頭が包皮で覆われているせいで、亀頭の成長が阻まれ、先細りのような形状のペニスになってしまいます。

■真性包茎は治療が必要?

健康面のリスクが大きく、治療は必須!

真性包茎のリスクとしては、仮性包茎やカントン包茎と同様に以下のようなことが考えられます。

・亀頭の発育が遅れ、先細りのような形状になりやすい
・亀頭があまり露出しないため、包皮の内側にカスが溜まりやすい
・溜まったカスが酸化し、悪臭を発することがある
・亀頭に白いブツブツができやすい
・陰毛が包皮に絡まりやすく、引っ張られて痛みが生じることがある。また、陰毛が包皮を傷つけてしまう危険性もある

上記に加え、以下のようなリスクも挙げられます。
・炎症を繰り返すと、亀頭と包皮が癒着してしまう危険性がある
・極度の不衛生により、陰茎に癌(陰茎癌)が発生することもある

仮性包茎やカントン包茎よりも健康面でのリスクが大きく、治療は避けらないといえるでしょう。

真性包茎の治療には保険が適応される!

真性包茎には医療保険が適応されます。このことからもわかるように、治療が不可欠な状態なのです。快適な日常生活を妨げる原因にもなるので、早急に医療機関に相談しましょう。

■真性包茎はセックスにも影響する?

マスターベーションで痛む場合は、セックスは不可能!

真性包茎は、性生活にも非常に大きな影響を及ぼします。まずマスターベーションをすると痛みが生じるような重度の場合は、正常なセックスは不可能といえるでしょう。

生殖行動そのものに対する障害にも...

ペニスがコンプレックスとなり、異性に対して消極的になってしまう。ペニスが不衛生になりやすいため、セックスの際に女性の性器に垢やばい菌がうつり、不妊症や子宮頚癌のリスクを高める原因になる。自身が性感染症を発症する確率が高くなる。常に亀頭が包皮に覆われているせいで、亀頭が刺激に敏感になり、早漏になりやすい...など、仮性包茎やカントン包茎と同様のリスクに加え、包皮が邪魔をして十分な量の精子が子宮に届かず、不妊の原因といったリスクもあります。つまり、生殖行動そのものに対する障害にもなりうるのです。もしかしたら自分は真性包茎かもしれない...という人は、画像もしくは動画のページを参考に確認してみましょう。

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