ステロイド軟膏で包茎を治療する方法
子どもの包茎治療の主流は、ステロイド軟膏を使用する療法です。成功率は、80~90%以上です。しかし、成人の包茎治療にも有効性かについては、評価が分裂しています。
包茎の治療法
包茎の治療法は、以前は手術療法が主流でした。
しかし、手術療法には失敗というリスクがあります。
また、手術の痕跡が痛々しく残ってしまうリスクもありました。
しかし、手術をしない包茎療法を登場しました。
それはステロイド軟膏を使用する療法です。
ステロイド軟膏で包茎を治療する方法
既に子どもの包茎治療では、ステロイド軟膏が使用されます。
ステロイド軟膏は、コラーゲンの合成を低下させ、皮膚を薄くする作用や、
炎症を抑える作用があります。
ステロイド軟膏を使う治療では、1日2回亀頭を包む包皮輪にステロイド軟膏を塗ります。
4~8週間継続すると、80~90%以上の子どもは包皮が剥け亀頭が現れます。
成人は?
では成人にもステロイド軟膏による治療法は有効でしょうか?
これについては評価が分裂しています。
まず肯定的な意見を紹介します。
ステロイド軟膏による治療法は成人にも効果を発揮します。
塗り薬の為、治療には時間がかかりますが、リスクは非常に小さいです。
しかも、真性包茎が治る率は87%です。
この治療法は泌尿器科でも取り入れている為、健康保険も利用出来、
治療費が安くて済みます。
次に否定的な意見を紹介します。
ステロイド軟膏による治療は、確かに包皮口を広くし
亀頭を露出させる効果があります。
しかし、包皮が薄くなり、分裂傷などが発生し易くなります。
既に欧米では包茎治療にステロイド軟膏が使用されますが、
真性包茎の症状が改善されない場合もあります。
また、次のような副作用や依存性などのリスクも指摘されています。
- ・テロイド軟膏を使い過ぎて皮膚が萎縮する副作用。
- ・ステロイド軟膏なしでは健康な皮膚を保てなくなる依存性。