包茎と臭い

包茎に関するアンケート調査などを見ても、「包茎=臭い」という認識を男女問わず持っているようです。本当に包茎だと臭うのでしょうか? それともあくまで不潔なイメージを皆が持っているだけなのでしょうか? もし実際に臭いのだとしたら、なぜ通常のペニスとは異なり臭くなってしまうのでしょうか? 臭いの原因として考えられているのが、包皮の内側に溜まる“垢”だと言われています。

■包茎のペニスはなぜ臭う?

臭いの正体は包皮の内側の"垢"

包茎のペニスは不衛生になりがちですが、毎日しっかりと洗っていれば、大体の汚れと臭いは防ぐことができます。ただ、汚れと臭いの原因となる「恥垢(ちこう)」と呼ばれる垢がびっしり付着していると、凄まじい悪臭を放ち、ちょっと石鹸で洗ったくらいでは解消できません。事実、包茎人口の多くが、この恥垢による悪臭に悩まされています。

包茎のペニスは垢が溜まりやすい!

恥垢はどのようにしてできるのかというと、まず亀頭の冠部にある皮脂腺から出る分泌物や、精液や尿の残りカスなどが混じり、それが乾燥して固まると恥垢になります。包茎のペニスは常に包皮に覆われているぶん、恥垢が溜まりやすい環境になっており、気づけばカリの下部や裏筋の辺りにびっしり...なんて事態も珍しくありません。これで悪臭が発生してしまうと、自分が不快な思いをするのはもちろん、相手の女性にも嫌な思いをさせることにもなってしまいます。また、包茎による臭いがコンプレックスとなり、女性に対して消極的になってしまう人もいるようです。

■包茎の臭いはどうやったら防げる?

とにかく毎日しっかり洗浄を!

臭いを防ぐためには、毎日の入浴時にペニスを念入りに洗うことが大切。平常時は包皮で覆われている部分も、しっかり洗うようにしましょう。石鹸カスも恥垢を発生させる原因になるので、洗い残しがないように注意することが必要です。また、真性包茎の場合は、無理に剥こうとするとペニスを傷つけてしまう危険性が高いため、そのようなことをするのは絶対にやめましょう。

恥垢を放っておくと厄介な病気に...

毎日の入浴でしっかり洗浄しても、大体半日くらい経つと、恥垢は再び溜まり始めます。つまり、一日の終わりにペニスを洗っただけでは、翌日の悪臭を防ぎ切ることはできません。そのため、トイレに行く度にウエットティッシュで拭くようにするなど、こまめなケアが必要となります。恥垢を放っておくと、「亀頭包皮炎」を発症し、亀頭や包皮が赤く腫れたり、ただれる危険性もあるので、十分注意しましょう。「包茎と臭い」について、さらに詳しく知りたい人は、「包茎イメージ調査」のページをご覧ください。

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