包茎によるセックスへの影響
■包茎だとセックスで感じにくい!?
包茎はコンドームを二枚重ねているようなもの
セックスの挿入時の快感は、亀頭と陰茎の刺激によってもたらされます。しかし、包茎の場合、余分な包皮が刺激を吸収してしまい、亀頭や陰茎の感度が鈍くなってしまう恐れがあります。
そもそも亀頭は、陰茎の中にある「海綿体」という勃起性組織の上に被さった皮のような役割を果たしているので、さらにその上に包皮が被さると、コンドームを二枚重ねているような状態になってしまいます。快感に関して言えば、コンドームを着けない方がより高く得られるのは周知の事実。したがって、勃起時に亀頭が露出できない包茎の人は、セックスでの快感が得にくいといえます。
マスターベーションとセックスの快感は別物
包茎で勃起時に亀頭が露出できなくても、「マスターベーションでは快感が得られる」という人は多くいます。だからといって、「セックスでも大丈夫だろう」と考えるのは、あまりにも早計。
マスターベーションは自分で力が調整できるものなので、セックスで得られる快感とは別物と捉えた方がいいでしょう。ペニスは射精を促すのに必要不可欠な性感帯であるため、包茎による感度低下は、生殖活動にも関わる問題といえます。
■包茎による影響は多方面に広がる
快感が得られにくいのは自分だけじゃない!
包茎によってセックスの快感が得にくくなるのは、当事者の男性だけではありません。余分な包皮が覆い被さった"コンドーム二枚重ね状態"のペニスでは、相手の女性も快感を得にくくなってしまいます。
また、亀頭が包皮に覆われていると、亀頭の成長が阻まれ、先細りの形状のペニスになりやすい傾向があります。そうなると、亀頭と陰茎の間にある「カリ」というくびれた部分もなくなるため、セックスの挿入時に女性に快感を与えにくくなってしまうのです。「包茎は女性の満足度にも関わる問題」といっても、過言ではありません。
心理的にもセックスに悪影響が...
包茎は物理的だけでなく、心理的にもセックスに影響を及ぼします。先細りの形状になったペニスを、コンプレックスとして抱え込んでしまう人も多く、女性に対して積極的になれなかったり、なかにはED(勃起不全)に陥るケースもあるようです。