■手術? 治療器具? 自力で? いま人気の包茎治療法はいったい?
解説
包茎を治すなら、やっぱり包茎手術が一番!?
「包茎を治すとしたらどうやって治しますか?」という質問に対して、一番回答が多かったのは「包茎手術」で、44.7%でした。包茎手術は包茎の治療法としてはもっともポピュラーです。専門のクリニックだけでなく、美容クリニックや一般病院の泌尿器科でも行われており、「余分な包皮を取り除く」といった手術内容はどこもあまり変わりませんが、手術法や仕上がり具合は選んだ医療機関によって異なります。なかには、傷跡など術後の仕上がりに関しては、無頓着な医療機関もあるので、キレイな仕上がりを望む場合などは、しっかりと治療先を吟味したほうが良いと思います。手術費用に関しても、バラツキがあるのが、現実です。
安全性に疑問がある包茎治療器具
二番目に支持を集めたのは、「包茎治療器具」で治すという回答で、25.2%の男性が選択しています。「包茎治療器具」とひと口に言っても、リングや接着剤、それから矯正下着と、実に様々なタイプのもとがあります。「リングタイプ」では、宣用のリングをペニスの根元に装着して、余っている包皮を捲り上げて固定し、治療します。二重瞼を作る「二重のり」のように包皮に接着液を塗り、剥いた状態を固定させるのが「接着剤タイプ」。内部に施されたリングと麻布によって亀頭を鍛え、穿くだけで包茎が改善できるのが、「矯正下着タイプ」です。器具により治療の場合、手術ほどお金がかからず、誰でも手軽に行えるというメリットがあります。しかし、その反面、医学的な根拠がなかったり、安全性に問題があるケースもありますので、実際に試す際には、事前によく調べ、十分な注意を払うことが必要です。
強引に自分で剥いてしまうのは厳禁
また「自分で剥く」という回答にも、18.4%の支持が集まりました。矯正を目的に行う包茎矯正体操なるものもあります。包皮に覆われているせいで成長が妨げられてしまった亀頭に血液を送り込み、包皮が引っかかる「カリ」の部分を大きくして、亀頭を露出しやすくするという目的で行われているようです。ただ自己流で皮を剥き、無理矢理、包茎を治そうとするのは、危険です。ペニスを傷つけてしまう可能性が少なくありません。ペニスが充血や壊疽を起こしたり、場合によっては感染症を引き起こしてしまうケースもありますので、実践する際には細心の注意を払うようにしましょう。そのほか「治そうとは思わない」といった意見も、9.7%ありました。包茎は日常生活に様々な悪影響をもたらすとはいえ、病気というわけではありません。したがって、治す、治さないは本人の自由ですが、深刻なトラブルに発展する前に、何らかの処置をしておくほうが良いのは言うまでもありません。