包茎矯正の危険性
■矯正器具は仮性包茎以外には効かない!?
リング、接着剤、下着など、さまざまなタイプの包茎矯正器具がありますが、基本的には仮性包茎でないと効果は望めないようです。
カントン包茎や真性包茎の場合、包茎矯正器具の使用によって包皮が傷ついてしまう恐れがあり、その傷口から細菌が侵入して感染症になったり、ペニスの充血や壊疽を起こす危険性もあります。
とくに成人の真性包茎は傷つきやすい!
そもそも包茎の矯正は、成人になってから行うと危険を伴います。身体ができあがっていない段階であれば、真性包茎でも包皮と亀頭の癒着が弱いので、無事に成功することも考えられますが、成人だとペニスを傷つける危険性が高くなってしまうのです。
■仮性包茎にも効かない可能性大...
矯正器具で包茎が改善できたという人は、極稀にしかいない...というのが実情です。体操に至っては、ほぼいないといっていいでしょう。非常に軽度の仮性包茎であれば、器具を根気よく使用し続ければ効果を実感できる可能性はありますが、そうでない人はあまり期待しない方がよいといえます。
半年使っても効果がなければ、望みなし!?
矯正器具の効果が出始める時期は、人によってそれぞれ違います。2週間くらいで効果が実感できる人もいれば、数カ月使い続けてやっと効果が現れる人もいます。一般的に半年間使い続けても効果が出なかった場合は、それ以上使っても効果は望めない...と、いわれています。
■矯正の安全性は極めて低い!
包茎矯正器具の中には、安全面に対する配慮がなされていないものも多々あり、実際にそういったものを使ってペニスを傷つけてしまった人もいるようです。なかでもリングタイプの矯正器具は、勃起時にペニスが締め付けられて鬱血してしまうケースが少なくなく、最悪の場合は強く締め付けられ過ぎたことによって、勃起不全になってしまった...という事例もあります。
また、矯正器具を装着したまま眠りにつき、寝ている間にペニスが圧迫されて血行障害になったり、器具との摩擦によって炎症を起こしてしまうなど、そのリスクは多岐に渡ります。「手術するよりも安いから」といって、安易に矯正器具に頼るのは、"自分のペニスを危険に晒す行為"といえるかもしれません。
危険性が高いので、やはり包茎手術を専用に行っているクリニックなどで、ドクターの診察を受けながら、治療するのが最適なのかもしれません。