■あなたの包茎は公衆浴場やトイレで覗かれている?
解説
包茎だと、お風呂での視線がツライ
包茎をコンプレックスに感じる主なシチュエーションとして、一番回答が多かったのは「公衆浴場」で、55.3%でした。大勢の男性が集まり、裸でお風呂に入る。タオルなどで前を隠して、自分が包茎であることは隠せるかもしれませんが、他の男性のペニスはどうしても目に入ってきてしまいます。そんなとき、自分の包茎ペニスとみんなの剥けているペニスを比べて、コンプレックスを感じるのではないでしょうか? また、包茎ではない男性は、自分のペニスにコンプレックスを持っていない可能性が高いでしょう。したがって、よほどペニスが小さいなど他のコンプレックスが限り、恥ずかしがらずに前を隠さない男性も多いのかもしれません。したがって余計、他人のペニスが目に入り、包茎の男性は肩身の狭い思いをするというわけなのかもしれません。
セックスをするときに感じる女性の視線もツライ
続いて多かった回答は、「セックス」で28.2%。女性に包茎であることがバレたら、どうしよう? そんな心配もあるでしょう。また、仮性包茎なら平常時は包皮で覆われている分、亀頭が刺激に敏感になり、早漏になりやすいといった弊害もあります。逆に余分な包皮があるせいで、ペニスの性感を低下させることもあり、重度の場合は「ED (勃起障害)」に陥ってしまう危険性もあります。そのため、女性を満足させるようなセックスができるだろうかと、不安になることも考えられます。
女性も包茎は治してほしいと思っている
また、女性を対象に行ったアンケート調査によると、「彼/夫が包茎だったら治して欲しいと思いますか?」という質問に対しては、「絶対に治して欲しいと思う」22.3%、「まぁまぁ治して欲しいと思う」60.2%、「治して欲しいとは思わない」17.5%という回答がありました。「絶対に治して欲しいと思う」と「まぁまぁ治して欲しいと思う」をあわせると、実に8割以上の女性が、包茎は治療してほしいと考えていることになります。女性も包茎についてある程度の知識を持っています。それも男性がコンプレックスを強くする要因なのかもしれません。
コンプレックスを感じていなくても治療は必要
ちなみにアンケート結果を見ると、包茎であることに、まったくコンプレックスを感じない人もいるようです。10.7%の男性が「包茎をコンプレックスに感じるシチュエーションはない/包茎をコンプレックスに感じない」と回答しています。しかしコンプレックスを感じないなら、治療の必要がないとはなりません。包茎の場合、ペニスが不衛生になりがちなため、セックスを通じて、相手の女性の性器に垢や菌などをうつしてしまう危険性があるからです。不妊症や子宮頚癌のリスクを高める原因になるともいわれているので、注意しなければなりません。もちろん、自身が性感染症を発症するリスクも高くなり、HIV(エイズウイルス)は包茎でない人の2〜3倍の確率で感染しやすくなると言われています。したがって、コンプレックスを感じていなくても、治療を検討する必要はあるのです。